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焼香のマナーを事前に予習しておくメリット

2017年12月30日
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社会人になると、結婚式やお葬式などの冠婚葬祭への出席が増えてきます。冠婚葬祭は、いつもあるわけではなく、特に訃報に関しては突然に知らせが来る場合がほとんどです。このため、冠婚葬祭のマナーを忘れてしまいがちです。

時間があるときは、マナーブックなどで予習をしてから出かける方が無難です。例えば、忘れてしまいがちなのが焼香のやり方です。遺族側から始まって、前の人から順番に前に進んで行う立礼焼香が一般的です。この場合、並んで順番を待ち、自分の順番が来たら、前に進んで一礼、また進んで喪主と遺族に一礼をし、それから一歩前にでて遺影に一礼をします。

その後、右手の親指、人差し指、中指で右の香炉から抹香を少量つまみ、額の高さまで押しいただき、炭が入っている左の香炉の上で指をこすりあわせて落とします。その後、数珠を持って合掌し、遺影を見て一礼、一歩下がって遺族に一礼、席に戻ることになります。抹香をつまんで焚く回数も宗派によって異なります。浄土宗は回数にこだわらず1回から3回の間、浄土真宗は1回、真宗は2回となっています。また、抹香を押しいただかずに行う宗派もあります。田舎などでは、会場が葬祭場でなく、自宅で行う場合もあります。この場合は、スペースがありませんので、座って行う座礼、参列者同士で炉を回して行うことを回し焼香で行う場合があります。また、意外なことにもキリスト教においても献香があり、弔いに当たっては共通的なものがあります。

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