正常な心に整えるための作法です
2017年09月19日
焼香とは、仏や死者に向けて香を焚いて拝む役割があります。お葬式や法要などでよく見かけ、細かくした香を香炉に落として焚きます。心と身体の穢れを取り除く役目があります。そして、清浄な心でお参りするための作法であり、一般的に左手に数珠を掛けて右手でお焼香を行います。
日常のお参りに用いられるものは線香焼香になります。宗派や地域によっても違いはありますが、一般的には右手の親指と人差し指そして中指の3本で抹香をつまみ、額の高さまで上げます。そのまま、指をこすりながら香炉に落とします。
これを3回ほど繰り返します。は椅子席の式場で多く利用されるもののやり方は、台の手前で止まる方法になります。そして、遺族と僧侶に一礼します。身を正して遺影に合掌、一礼します。それから、台の前に進み、香炉から抹香を摘み上げます。
額の高さまであげ額の前で指をこすった後、抹香を香炉に落とします。再び合掌し、最後にもう一度遺族に一礼して席に戻ります。畳敷きの式場では、まっすぐ立たずに移動の際は腰を落とすやり方になります。椅子席の式場とやり方は同じで、正座のまま行います。
会場が狭い式場では、香炉が回ってくるやり方になります。受け取った香炉を自分の前に置き、額の前に抹香を持ち上げ、額の前で抹香をこすります。終わったら、そのまま香炉を次の人に回します。椅子席の場合は自分の膝の上で行います。
落としてしまわないように、慎重に行うことが大切になります。