美菜の焼香相談窓口

香を焚いて不浄を祓うと言うのが目的です

2017年06月26日
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良く家族や親族、または友人知人が亡くなった場合に、その家族に弔問に訪れた際に、亡くなった方の前で小さな木の屑を火種に移すと言う振る舞いがあります。これを仏教では、お焼香と言います。香りを焼くと言う行いです。

つまりはこの木の屑と言うのは香木です。この木の屑、香木を細かくしたものを火種に移して香りを出すと言う事になります。つまりは仏教で言うところの不浄を祓うと言う事になる訳です。その昔、今のように文化が栄えている訳でもないです。

人が亡くなれば、必ず死者の匂いと言うものは漂うと言う事になります。つまりはこの死者の匂いを香を使っての匂い消しと言う事です。そしてこの匂い消しと言うのが、何れ尊い儀式とされると言う事です。もちろん、死者を弔うためにはお葬式の儀式をします。

死者を棺桶に入れて置く訳ですから、確実にその周辺に死者の匂いは漂う訳です。もちろん死者はそのままですから浄化されている訳ではないです。そのために香を焚いて浄化すると言うのがお葬式の儀式の流れと言う事になります。

ただ、この仕来りに関しては、様々な宗派がありますから、確実に一つのマナーと言う訳ではないです。ただ、一般的に成されるやり方と言うのが、自分がその順番にまで来た時に、その場で参列者に一礼をして、そして今度は喪主と遺族に一礼をします。

祭壇まで歩み寄り、その場で今度は死者に一礼をします。そして数珠を持ち、香木を3本の指で摘まみます。親指と人差し指、そして中指です。この摘まんだ香木を今度は隣の火種に移します。ただこの時に、一般的には、摘まんだままで多少なりとも前かがみになっている状態の額の位置まで摘まんだ指を持ち上げて、それから火種、つまりは炉に移すと言うのが一般的です。

そして。その仕草を3回繰り返すと言うのが仕来りでもあります。3回が済んだら、今度はその場で死者に一礼をして後ろに振り返り、また喪主と遺族に一礼をすると言うのがマナーと言う事になります。

● 参考サイト
入門!葬儀特化サイトといえば≪葬儀ブルースカイ≫オフィシャルSITE
www.sogi-bluesky.com
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